Paris 2024 女子マラソン 感想
毎日暑い暑いといっている間に,2024パリオリンピックが終わってしまいました。パリオリンピックはジェンダー平等をテーマに据え,これまで陸上の最終競技が男子マラソンで,その表彰式を閉会式に行うという慣例を,女子マラソンに置き換えてみせて,鮮やかに表現しました。
日本では補欠を設定したのに正選手の欠場を補えずに,何のための補欠なのか,またもや議論がくすぶっていますが,ご自身がアテネオリンピック男子マラソンの補欠だった高岡寿成さんが,きっと解決してくれるだろうと期待しています。
さて,様々な競技の開始時に棒を3回地面に突くという儀式,「ブリガディア」というのも話題になりましたね。前日の男子マラソンでは皇帝ゲブレセラシエが登場して興奮したので,女子マラソンでは誰がその役を担うのか,家族で話題になりました。一致した意見は1984ロサンゼルスオリンピックで行われた女子マラソン初の優勝者 Joan Benoit Samuelson(ジョーン・ベノイト)ではないだろうか,となりましたが,登場した女性は,年齢こそベノイトと同年代のように見えましたが,ぼくには誰なのかわらかず,またNHKの中継では取り上げられずに,結局どなたかわかりませんでした。
中継が終わってからネット配信された動画を見たところ,ボストンマラソンに初めて参加した女性として知られる,Kathrine Switzer(キャサリン・スイッツァー)であることがわかりました。これは,ジェンダー平等というテーマにぴったりの女性が選ばれたものだと感心しました。
ボストンマラソンでアスリートビブス(ゼッケン)261といえば,それはもう伝説の数字です。当時ボストンマラソンは男性しか参加を許されていませんでしたが,スイッツァーは初めて参加して完走した女性なのです。
https://www.espn.com/video/clip/_/id/19007438
いつかはボストンマラソンを完走したいので,その時までトレーニングを続けようを思います。
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