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02/11/2004

関学大の遭難事件

雪山での遭難事件というのは毎年数件は起きていて、最悪の事態になる事も多いと思うのだが、今回の関西学院大学ワンダーフォーゲル部の遭難事件は全員無事救出ということで本当によかった。

マラソン中の突然死がここ数年問題になっている。何かの雑誌の特集で読んだが、運動中の事故死で危険性が高いのは登山やゴルフであって、普段から健康に気をつけているランナーに比べ、これらの運動では10倍近い割合で事故死が発生しているそうだ。マラソンは競技人口が多いため絶対数となると発生件数は多くなるようだ。

その登山、それも雪山である。学生たちは雪に囲まれて本当に身の危険を感じたと記者会見で語っていた。結局、引き返す勇気を絞り出せなかった判断に誤りがあったのだろう。天候を恨んでもしょうがない。自然に逆らう事は無駄である。自然を理解しなくてはいけない。
また、判断したときには、時すでに遅し、ということもあり得る。今回は、引き返すにも引き返せない状況の中、そこからの判断が冷静でチームワークの優れた集団だったのだろう。救助まで支えあった仲間たち、この経験は彼らのかけがえのない財産となるだろう。

このような遭難事件では学生だから、などと甘いことは言ってられない。マスコミもおおよそ一般の登山者として厳しい記事を書いているように見える。そして、その学生たちも記者会見では堂々としたものだった。そういった批判を自分たちでしっかりと受け止めている。

そんな学生たちを支えるのは、当然所属する組織である大学であり、ワンダーフォーゲル部のOBたちである。実際にOB達が救助にかかった費用の募金をはじめているということである。大学は学生たちを全力で支えてあげなければならない。決して突き放してはいけない。これから社会で活躍する人材である。

この一連の事件で唯一残念だったのは遭難した学生たちを待つ親族が、天候と相談して救助に向かうのを断念した救援隊に詰め寄ったことである。気持ちはわかるが、自分の子供たちを信じて待てないものか。甘い考えが学生たちよりも大人たちにあるのではないだろうか。

この関学大は、去年学生が広島の平和祈念公園の折り鶴に火を放った事でも話題になった。実に愚かな事をした学生だった。関学大にはこんな学生ばかりかと思わされたが、今回の一連の事件では関学大の学生の事を少し見直した。

学生諸君、大学は君たちを全力で支えるだろう。安心して学ぶがいい。

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