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05/12/2004

殺人バチ(スズメバチ)の警戒信号用フェロモン

この記事は化学と工業、第57巻、第5号、534ページより引用したものです。

ハチに刺されて死亡する事故は毎年20〜40人の報告があるようです。これからの行楽シーズンには注意しなければならない事故ですね。山の中を走り回るときも、要注意です。

そのような中、世界最大級のスズメバチである、「オオスズメバチ」の毒液から「警戒信号用フェロモン」を抽出し、化合物を同定した報告がありました。(M. Ono et al., Nature, 424, 637, 2003.)

この抽出液の揮発性成分は2-ペンタノール(2-pentanol)、3-メチル-1-ブタノール(3-methyl-1-butanol)、1-メチルブチル-3-メチルブタノエート(1-methylbutyl-3-methylbutanoate)でした。これらの揮発性物質がどのような機構で警戒信号用フェロモンとして働く仕組みの詳細は省略します。興味のある方は原著をご覧いただきたいと思いますが、重要なのは、2-ペンタノールと3-メチル-1-ブタノールはりんごに含まれ、バナナに至ってはこれらの三成分とも含んでいるということです。

山へお出かけの方は持ち物に注意してくださいね。あなたが食べているそのバナナが、ハチを呼び寄せているかもしれません。

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