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08/23/2004

女子マラソン全員入賞

以前、このきまぐれ日記に「オリンピック女子マラソンの選考」のことを書きましたので、結果についても日記にしておかないとね。
陸連が3月に選抜した3人がそろって入賞し、しかも野口みずきは、何キロにも渡って追い上げるヌデレバを振りきって金メダル! 高橋尚子が選ばれなかったことで、当時はいろいろといわれた土佐、坂本もそれぞれ5位、7位と、これまでの日本女子にない好成績でゴールしました。女子マラソンの結果はこちら

3人の成績をトータルで見て、「これ以上ない成績」、つまり「表彰台独占」とまではいきませんでしたが、これまで以上の成績だったことは、はっきりと言えるでしょう。
本来であれば「もし高橋が走っていればどうだったか」という議論をしなくてはいけません。そんな議論は不毛なのですが…。
でも、「もし高橋が走っていればどうだったのか」、いろいろと考えてみましたが、結局想像がつきませんでした。2位のヌデレバや3位のカスター(ドロシン)のようにひたひたと後半粘ってきたかもしれませんし、ラドクリフのように途中で走れなくなっていたかもしれません。やっぱり高橋が走った方がよかったのかどうか、ぼくにはわかりません。

日本選手以外で印象を受けたランナーは2位のヌデレバ、3位のカスターです。
ヌデレバは、去年の世界陸上で優勝したときと比べて、先月の札幌ハーフとアメリカのBeach to Beacon 10Kでどちらも全然調子がよくありませんでした。彼女はどちらのレースも2年連続で走っているのです。そんな調子でも、しっかりと最後まで先頭を脅かす位置で走りました。本来の調子だったら野口を追い越していたかもしれません。

ドロシンは結婚してカスターと姓が変わっていたのですね。彼女は渋井陽子が10000mの日本記録をアメリカで出したときに一緒に10000mを走って、渋井のすぐ後ろでゴールしている選手です。彼女はNYCでマラソン初挑戦。2回目のマラソンは去年のロンドンマラソンでラドクリフが世界記録を樹立したときで、2:21'16で走っているのです。もともとトラックの選手でマラソンはそんなにたくさん経験があるわけではないはずですから、レースの前半で先頭集団から消え、次にテレビに映ったときには3位でゴールでびっくりしました。ヌデレバと同じペースで後半粘って走ったのだと思います。

暑い中でのレース。嘔吐している選手を追いかけるテレビカメラがえげつなく感じました。ゴール後に笑顔でいられる選手が少ない、本当に過酷なレースでしたね。
野口みずき選手、土佐礼子選手、坂本直子選手! 厳しいレース、お疲れさまでした。 帰国したらたっぷり休養を取って、次の目標に向けてスタートを切ってください。

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Comments

きまぐれさん、トラックバックありがとうございます。
3位の選手、カスターっていうんですね。後半は先頭二人の争いになって後方の映像が殆ど無かったのでゴールで初めてアメリカの選手が3位に入ったことに気付きました。私はドロシンという名前も知りませんが、さすが、きまぐれさんですね。そんな実力者だったんですか。私なんかアメリカのマラソン選手といわれると北海道マラソンに来ていたワインディンバックぐらいしか知らないんですよね~、古いな。

Posted by: NAOJI | 08/23/2004 07:34 PM

リサ・ワインディンバック、懐かしいですね。幾度か札幌ハーフを走っていましたね。

ドロシンの名前で覚えているので、カスターと言われてピンとこなかったのですが、アメリカで女子マラソン選手で先頭争いをできるのは彼女だけです。今は彼女一人だけが飛び抜けています。
ロサンゼルスオリンピックで優勝したベノイトも、彼女一人がアメリカで強かったですね。
これは長距離の風土の違いなのでしょう。日本は実業団というシステムが出来上がっていて、駅伝を中心としたチームのトレーニングですが、アメリカの長距離選手(に限らず陸上競技の選手全般は)一匹狼的なトレーニングをしています。これが個性を重視するアメリカの風土、習慣なのでしょう。横並びの日本との大きな違いだと思っています。
ぼくがアメリカにいたとき、ドロシンは5000mのアメリカのトップランナーでした。その後順調に距離を伸ばしてマラソンまで来たところはラドクリフに似ていますね。

Posted by: きまぐれ | 08/23/2004 09:51 PM

今日の朝刊に上位3人と土佐、坂本の5Kごとのラップが出ていました。思った通り、カスター(ドロシン)は10Kですでに先頭集団から遅れていたものの、30K過ぎの下りにはいってから一気にペースアップしたようです。坂本が18分以上かかっていた40Kまでのドロシンのラップは、16分20秒(野口は16分56秒、ヌデレバは16分40秒)。上がりの2.195Kも6分45秒(野口、ヌデレバは7分20秒)でした。
野口のスパートが遅ければ、去年の東京国際女子マラソンのように高橋がばててペースダウンしたところをアレムが一気に抜き去ったのと同じ展開だったかもしれません。
(データは産經新聞8/24朝刊より)

Posted by: きまぐれ | 08/24/2004 07:27 PM

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