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05/24/2005

夜のピクニックと強行遠足と

4103971053「博士の愛した数式」に続いて、こちらは第2回本屋大賞に選ばれた本である。
この本のあらすじを知った時、高校の強行遠足を思い出した。ぼくが三年間走った「強行遠足」は、「夜のピクニック」の「鍛錬歩行祭」とは、朝4時にスタートし、隣の隣町まで行って折り返して、12時間30分後までに市内の公園に戻ってくる約72キロのコースというほぼ丸一日で終わる点で異なる。でも途中で関門があったり、はじめのうちは走って時間を稼いだり、気の合う仲間と一緒に行動するのは同じだ。だから一泊二日の泊まりがけで高校生が約80キロを歩く様子は想像できるなぁ。不条理で無意味そうなこのイベントが、卒業後も自身の誇りとなり、年齢を越えて同窓生を結びつける経験である。ぼくは今でも強行遠足に参加できたことを誇りに思っている。

本を読み進めていて、極限状態になったときに飾った言葉などを考える余裕もなく、本音でしか話せない登場人物たちの状況が、自分を高校時代にタイプスリップさせてくれる。身近で起きた出来事のように読むことができました。
でも今日の産経抄にもあったように、ちょうどこの本を読み進めている最中に宮城県で痛ましい事故があった。仙台育英高校一年生が松島までのウォークラリーを実施していた最中に飲酒運転のRV車が高校生をはね飛ばし、約30人の死傷者を出した。将来にわたり思い出に残るはずの高校生のイベントが悲劇に変わってしまったことがとても痛ましい。

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Comments

市川、お久しぶり!まことです。
夜のピクニック、俺も読みました。やっぱり強行遠足を思い出して、ちょっとセンチメンタルな気分になったりしてましたよ(笑)

あんなイベントが、やっぱり今でもふと懐かしくなるのです。俺は市川ほど速くはなかったけど、ぼろぼろの身体を引きずるようにゴールした秋晴れのあの日を、今でも鮮明に思い出します。

俺は運動に自信がなくて、でもだからこそ、あの72kmを完走した自分を誇りに思いますよ。あれに比べたら、本当につらいことなんてどれくらいあるのかな。なんて思います。

Posted by: まこと | 05/26/2005 at 12:22 AM

をぉ〜、まことくんではないですか!!ブログを見ててくれたのね。
「ぼろぼろの体を引きずるようにゴール」っていう表現、いいですね。まさにその通り。将来にわたって誇りを持てる経験をできたのは幸せだなぁと、本を読んで実感しました。

でもマラソン仲間が増えると、名古屋から日本海まで走る人やらアメリカ大陸を西海岸から東海岸まで走る人がいることを知って、ぼくはまだまだたいしたことないなぁとも思います(笑)。

この大阪では幼稚園児がフルマラソンに参加している大会があります。
あまりに幼すぎて、大人になってから「ぼろぼろ」になったことすら思い出せないかもしれませんが。

Posted by: きまぐれ はや | 05/26/2005 at 10:16 PM

はやさん、私のBLOGへのコメント、トラックバック、ありがとうございました。
こちらもトラックバックさせていただきますね。

 ところでこの本の高校生は、現代の高校生と思いますか?それとも昔の高校生?あるいは両方?
 今の標準的な高校生がこんな普通な(普通以上の)考え方ができるのなら、救われた気がするんですが。

Posted by: NAOMI | 06/22/2005 at 12:15 AM

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